放置される空き家 害獣などの問題と対策

シェアお願いします

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 1

empty-house-ireland-2-1209914-640x480

こんな話題を目にしました。「誰も住んでいない空き家が東京に82万戸ある。」

しかも東京有数の高級住宅街『田園調布』の豪邸もかなり空き家になっているとのこと。

昨今そんな空き家に注目が高まっています。

それは、倒壊の危険性、不法侵入(居住)、放火のターゲット、害虫・害獣の温床、などのトラブル。【空き家問題】です。

私も将来のどかな所に家を持ちたいと思っていますが、東京に家を持ちたいと思っている人もたくさんいるのではないでしょうか。そんな人達から見れば家があるのに放置しているなんてもったいないと思いますよね。

もちろんやむにやまれずという方もいるでしょうが、中には税金対策で放置しているような家もあるようです。

私も今や社会問題とも呼べるこの空き家問題に興味を持ったので、またその対策について調べてみました。

空き家が増えている理由

現在東京都だけで82万戸もの空き家があるようですが、全国ではどのくらいの数になるのでしょうか。

・総住宅数は6063万戸と,5年前に比べ,305万戸(5.3%)増加

・空き家数は820万戸と,5年前に比べ,63万戸(8.3%)増加

空き家率(総住宅数に占める割合)は,13.5%と0.4ポイント上昇し,過去最高

・別荘等の二次的住宅数は41万戸。二次的住宅を除く空き家率は12.8%

総務省統計局より引用(平成28年11月27日時点)

この件数は年々増加しており、今後も増えていくものと考えられるでしょう。

そもそも家は暮らすために建てられるわけですから、普通は人が住んでいます。空き家になってしまう原因は以下のようなものです。

  1. 親から相続したが高齢の為に管理することが難しい。
  2. 物件が住まいから遠方であるため管理できず放置
  3. 更地にすると固定資産税が上がるためそのままにしてある。
  4. 管理サービスを利用するにもコストがかかってしまう。
  5. 日本は“新築信仰”が根強く家を購入する際に中古物件は敬遠される

こう見るとやはり事情があり放置しているケースが多いようです。やはり普段の生活と分離した所にあるとあまり頓着しないのかも知れません。また、そもそも日本では中古物件の需要が少ないことも要因のようです。

空き家を放置することで起こる問題点

本来人が住み常に管理されているはずの居住家屋ですが、人の手を離れることによって様々な問題を生じるようです。

倒壊の危険性

日本の家屋は木材によって造られている部分が多く、通常人が住み換気など湿度管理を行うことでその役割を保っています。その為に放置されると急速に構造の強度が下がってしまいます。

また台風、雷、地震などの自然災害によって重大な破損が生じることもあります。日本は地震大国でもあります。新しい建築物には耐震構造・耐震補強が施されていますが、築数十年の耐震基準が改善される前に建てられた家屋は大きな地震に見舞われた場合には倒壊する危険性を孕んでいると言う事になります。そうなれば近隣の住民や通行人を巻き込み怪我などの事故を引き起こさないとは言えません。

不法侵入(居住)

空き家に住人が使っていた家具や日用品がそのまま放置されているケースもあるようです。その場合空き巣による盗難、ホームレスなどによる不法居住に使われる可能性があります。

その他に非行少年・少女の集団が溜まり場にしたり、小さな子供達の遊び場になってしまうこともあるでしょう。その場合空き家の中で怪我をしたりする危険性も考えられます。

空き家は普段から電気などが付いておらず雑草も放置され生い茂っています。隠れ蓑が整っているため侵入も容易であることが、こうした悪用を助長する要因となっているのではないでしょうか。

放火のターゲット

平成27年の日本全国の総出火件数39,111件の内、第一位の原因は“放火”で4,033件です。

人の出入りがなく、防犯対策もされていない空き家はこうした悪質な放火魔による放火のターゲットにされる危険性も高いでしょう。

管理されていない木造家屋は燃えやすく、さらに周辺にはゴミや枯れ木、枯れ葉などが放置された状態です。もしも火を付けられればたちまち燃え上がってしまう上に、その異変に気付く人間もいないため発見が遅れ、近隣の住居を巻き込んだ火災に発展しかねません。

害虫・害獣の温床

また築年数が経過し、人による管理をされていない建物には害虫が発生しやすくなります。主にシロアリ、ダニ、ゴキブリ、ムカデなどがそうです。シロアリは木材を食い荒らすので建物の耐久性を損失させ、前記した建物の倒壊につながる可能性があります。またゴキブリやムカデ、ダニなどが大量に増えると近隣に住む住民に精神的被害や健康被害を及ぼす可能性があります。その他雑草などが生い茂りスズメバチなどの危険な生物が巣を作りやすい環境になっている場合もあります。

さらには害獣と呼ばれる小型の生物の棲み処になってしまう可能性もあります。ネズミやハクビシンなどが棲みついて糞尿や餌などによる衛生状態の悪化、悪臭・異臭の原因になりますし、繁殖してしまうと近隣の住宅にも棲み処を求めて現れるようになる恐れがあります。

空き家放置の要因となっていた固定資産税・都市計画税

固定資産税は所有する土地に建物が建っていると1/6に軽減されます。つまり更地にしてしまうと税金が6倍になってしまいます。また都市計画税は建物がある場合は税金は1/3です。これは住宅用地の特例でそうなっていました。

しかし平成26年に“空家対策特別措置法”が施行されたことにより、管理されていない倒壊の危険性や衛生状態の悪さにより近隣住宅・住民に被害を及ぼすと判断された空き家は“特定空き家”としてこの住宅用地の特例が認められなくなりました。つまり特定空き家に指定されると建物があろうがあるまいが税金のメリットはなくなってしまうというわけです。

家屋の解体費用

家屋の構造にもよりますが、1坪4万円から7万円が相場となっているようです。さらに浄化槽などには60万円以上が別途費用として加算されるようです。これらの費用が空き家の処分に及び腰になってしまう大きな要因になっていると考えられます。

空き家をどう管理したらいいのか?解決策

空き家を放置している所有者の方は、そのままにしていると特定空き家と認定されて行政代執行をされてしまうかもしれません。そうすると費用は結果的に自分で見積もりして探すよりも高く請求されてしまう可能性が高いでしょう。

ですが、空き家の管理さえしっかりされていればこのような処置を受けることはないということです。ご自分で空き家の管理をすることが難しそうな方はこのようなサービスを利用されてみてはいかがでしょうか。

空き家・空き地管理センター

こちらのNPO法人 空き家・空き地管理センターのホームページを見ると各地で空き家所有者へのセミナーを行い、空き地所有者への様々なサービスの例が掲載されています。一部サービスをご紹介します。

・100円管理サービス 毎月1回の巡回(他オプションサービスを追加できる)。

・しっかり管理サービス 建物・周囲の点検、近隣とのコミュニケーション(他オプション)

・ハウスクリーニングサービス

・空き家の草刈りサービス

フリーダイヤルや24時間受付のメール相談も受け付けております。空き家の管理にお悩みの方はまずは一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。

空き家バンク・サービス

東京都では82万戸も空き家があるにも関わらず、空き家バンクに参加している自治体が少ないのが現状です。

そんな中で、海外赴任時や相続物件、セカンドハウスなどを貸し出すサービスを行っているのがリロの留守宅管理です。入居者との交渉やトラブル対応も全て任せられます。

東京・大阪に営業所があり、建物のメンテナンスサービスなどもあります。

空き家をお持ちの方はすぐに結果がわかるかんたん査定がありますので、一度お見積りされた上で資料請求をされてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は“空き家問題”について簡単にご紹介しました。もっと短く書くつもりだったのですが、法律の問題などあまり端折ると語弊が出てきてしまうので、思ったより長くなってしまいました。

最後にここからは私の空き家問題に対しての感想を書かせていただきます。

実家の相続などで手に余ってしまう方や、遠方だから、高齢だからというやむにやまれぬ理由がある方もいらっしゃるようですが、私がニュースで見た、税金対策などで「建てておいた方が安いから」と高級住宅街に管理も疎かに放置していたという方に対しては、それはちょっと違うのでは?と思わざるを得ません。

「法律で結局税金対策にはならなくなるから対処しよう。」ではなく、大切なのは近隣の住人に迷惑を掛けないように配慮する精神です。個人の社会に対しての責任を果たすべきだと思います。

今までは大企業が己の利益だけを追及して国内の雇用そっちのけでアジアの外国に生産ラインを作ったり、“持つ者“が好き勝手にしていた時代でしたが、アメリカ大統領選で、裏で“富裕層至上主義”のヒラリーが敗北したように時代は変わってきています。

パナマ文書の暴露や、芸能事務所『LDH』の賄賂報道のように、誠実な行いをしない者は身を滅ぼします。

この日本は先進国の中でもただでさえ土地が少ない島国で、外国に比べても地価や家賃が飛びぬけて高いのですから大事にすべきです。庶民には特に都会に家を建てたくても土地を手に入れることは難しいのですから、管理できない土地なら売却するなり家を貸すなり方法はあるはずです。

空き家問題に思い当たる方は一日も早くご対応していただきたいと思います。

スポンサーリンク

シェアお願いします

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローお願いします