ロシア大統領・プーチン氏と北方領土問題

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ロシア連邦大統領プーチン氏が来日し、安倍首相の故郷・山口県で首脳会談が行われます。

安倍首相はこれまでにも14回に渡ってプーチン氏と会談してきましたが、両国の長年に渡る懸案事項である『北方領土問題』について、「自分の世代でこの問題に終止符を打つ」と述べています。今回の首脳会談においてロシア側へ北方4島内2島を先行して返還するよう求めていくものと思われます。

しかしプーチン氏は11月のペルーにおける日ロ首脳会談で北方4島について「主権はあくまでロシアにある。」との認識を示しました。

その翌日ロシアのメディアに対し、1956年10月に日ソ両首脳が「平和条約締結後に歯舞群島、色丹島を日本に引き渡す」と発表した日ソ共同宣言について、「どのような根拠で、誰の主権の下に置かれ、どのような条件で引き渡すか書かれていない。」とのコメントをしています。

これにより日本メディアでは、北方領土問題についてロシア側が譲歩してくる可能性は低いと見られています。

ロシア大統領プーチン氏とは一体どのような人物なのか。そしてその思惑とは?

北方領土問題

1945年まで北方領土は日本が統治していました。第二次世界大戦終結後の8月14日、日本はポツダム宣言の受諾を決定しました。その数日後の8月28日から9月5日にかけて旧ソ連軍は北方領土に上陸し占領。現在に至るまでロシアによる実効支配が行われています。

その後も日本は日本固有の領土として返還を求めていますが、ロシア側は拒否しており、日本の政治的干渉は一切及んでいません。

この度のプーチン大統領の訪日により日本国民の間でも注目が高まっています。私も北海道の生まれであり他人事とは思えません。

ロシアの占領により島を追われた人々は1万7千人に上りますが、あれから70年以上の年月が経った現在、その内の1万人の方が亡くなってしまったそうです。残された元島民の平均年齢もすでに80才前後となっております。

彼らは現在でも自分の生まれ育った故郷の地を踏みたいと切に願っています。その想いの丈は私には計り知ることができません。私個人の想いとして、その望みが存命の内に果たされることを共に願うばかりです。

ロシア・プーチン大統領とは

第2・第4代ロシア連邦大統領に就任し、米・フォーブス誌の「世界で最も影響力がある人物」ランキングにおいて2012年から3年連続・1位になったプーチン氏とはどのような人物なのでしょうか。

プーチン氏の経歴

1952年10月7日にレニングラード市で出生。労働者の両親の間に生まれます。

自身の少年時代について問題の多い不良少年であったと語っているが、頭の回転が速く記憶力に優れていた他、11歳から始めた柔道では市の大会で優勝した経験を持っています。

また16歳のころには将来的にスパイになりエリートへの道を歩む展望を持ち、国立レニングラード大学法学部国際学科を卒業後、大学からの派遣によりKGB職員となりました。

その後東ドイツなどで諜報活動を行います。

1990年KGBを辞めたプーチン氏は政治の世界へと転身。1998年にロシア連邦保安局の長官に就任すると、エリツィン大統領の側近として活躍。そして1999年には大統領代理の座に就き、国民の信頼を得た彼は翌2000年に正式に大統領に就任しました。

これまでの実績・能力

  • ロシア国内の新興資本家の財閥団体『オリガルヒ』の脱税・横領を暴き制圧
  • ハンガリー大手化学会社ボルソドケムが所有するパイプラインを乗っ取り西欧にガスを送るために買収攻勢をしかける。
  • ポーランドのグダニスクの精油所民営化をめぐって、ロシアFSB(KGBの後身)を使いポーランドの大富豪に接近。
  • 民間人を人質にモスクワ劇場を占拠し立て籠もったテロリストを鎮圧するため、有毒ガスの使用を許可。(成功するが同時に民間人100人以上が犠牲となる。)
  • ドイツ語、フランス語、英語など複数の外国語に精通。

プーチン氏の逸話

  • 1999年からの7年の間にプーチン政権を批判するジャーナリスト達127人が不審な死を遂げている。プーチン政権が関わっているとの黒い噂が絶えない。
  • 過去に5回暗殺の危機に合っている。

これまでの異名

『独裁者』、『灰色の枢機卿』、『冷酷な紳士』など

プーチン氏・語録

  • 「たとえ便所に隠れていても、息の根を止めてやる」(テロリストに対し)
  • 「生きることそのものが危険なのだよ」
  • 「時間。あらゆるものの中で元も高くつくものだから」(国民から“節約しているものは?”と問われ)

まとめに

このようにプーチン氏の政策は時に「独裁者」「冷酷」などと揶揄されてきました。

しかし一方で、ロシア国内では治安・秩序・経済の崩壊状態にあったロシアを安定に導いた指導者として大きな支持を得ています。

テロリストに屈したり、他の国からもたらされる脅威に対し手をこまねき、言いなりになることでは正義や信念を貫くことはできません。批判することは誰にでもできることですが、世界に蔓延る悪や脅威に対抗するには綺麗事だけではなく、戦略、資金、決断、時に力が必要なことは明白なのです。

世界を変える指導者

先のアメリカ大統領選で勝利したトランプ氏は選挙演説の中で、ロシア大統領プーチン氏に対し「我々の(オバマ)大統領よりもはるかに指導者らしい」と評しています。またプーチン氏から「才能ある人」と称された時は「非常に光栄だ」と答えております。

私は先の大統領選でトランプ氏が勝利した際も記事を投稿しましたが、これまでの腐敗し切った世界を変えてくれるのはプーチン氏とトランプ氏の2人だと考えています。

アメリカ大統領ドナルド・トランプ誕生

かつてプーチン氏がロシアの数千人の従業員を見捨てようとしたセメント工場に乗り込み、工場の閉鎖を撤回させたように、トランプ氏もまた米国空調機器メーカー『キャリア』のメキシコ移転を阻止し国内の労働者の雇用を守りました。

そして、この2人はユダヤ金融資本、軍産複合体の中心でありNWO(新世界秩序)を掲げるイルミナティーに対して徹底抗戦する姿勢を見せています。

じつは上記のプーチン氏によって制圧された新興資本家の財閥団体『オリガルヒ』もまた欧州のユダヤ系大資本ロスチャイルド家によって造られたものでした。つまりプーチン氏はロシアからイルミナティーを駆逐したのです。イルミナティーの筆頭の一人であるジェイコブ・ロスチャイルドをして「イルミナティーにとって最も危険な人物」と言われているのです。

プーチン氏は2014年10月のバルダイ国際会議にてこのように語りました。

(以下プーチン氏演説の抜粋)

“アメリカの政治の力学は間違っているのです”

“彼らは危機を起こそうとします。“

“一体誰がISISに武器を与えるのですか?” “アサド大統領と戦うシリア人に、一体誰が武器を与えるのですか?一体、誰がこういったことを容易にする政治的、情報的な状況を作り上げるのですか?一体、誰が武器をその地域に持ち込むのですか?誰がシリアで戦争をしているかについて、皆さんは本当の理解をしていないのではないですか? 彼ら(ISIS)の多くはお金で雇われた傭兵です。ISISの傭兵に給料が支払われていることを理解されていますか?”

“傭兵たちがいくらもらっているかについても私は知っていますよ”

“彼らは油田を占拠します” “彼らは原油をそこで採掘し始めて、その原油は何者かよって購入されます。一体、どこがこの原油を購入することを許可するのでしょうか? 誰がこの原油を購入するかについて、アメリカが知らないという話をあなたは信じますか? ISISから原油を購入しているのはアメリカの同盟国ではないのですか? アメリカが、原油を購入する国々に影響力を持たないとあなたは思いますか?”

“アメリカがシリア革命軍を支援して彼らに武器を与えます。 そして次の日にシリア革命軍にいた彼らは、ISISのメンバーに加わります”

“私達はアメリカのこういった政策を支持できません” “その行動はあなたたち(アメリカ)を含めた全ての国々に害を及ぼします”

“ここにいるアメリカのジャーナリストの皆さんがこういった質問を、ある日アメリカ政府に向けて下さることを切に希望します。そうなれば、恐らく私達は何とかしてこの状況をひっくり返すことができます。それができないなら、私のメッセージをアメリカ政府に届けて下さるよう皆様にお願いします。” “私達ロシアはどんな対立も望んではいません” “あなた達の行動において、ロシアの国益と、何かの相違が起きるかもしれないがそれらは自ら収束します。”

“あなた達はほかの国の国益についても考えなければなりません。そして他の国の人々も尊重しなければなりません。どんなものからでも利潤を追求することのみを考えて、他の国の人々を搾取してはいけません。”

“イラクを見てください。状況は最悪です。”

“あなた達がリビアに対して行ったことを思い起こして下さい。イラクやリビアをあんな状態にしたのは私達(ロシア)ですか? アメリカは安全保障理事会の決議権を持っています。飛行禁止空域を設定した目的はなんですか?かつてリビアを飛行禁止空域にしてしまったので、カダフィ大佐は空軍機を飛ばすことができなかったのです。リビアへの飛行禁止空域の設定は賢明な方法ではありませんでした” “アメリカは続けて何をやりましたか?リビアに空爆を始めました。 これは国連の安全保障理事会の決議の明らかな違反です。あからさまな攻撃です。”

“これらの事をしたのはロシアですか? アメリカは自らの手でそれを行ったのです。リビアへの攻撃はあなたの国の大使を殺しました。誰の責任ですか? アメリカの責任です。これは良い結果ですか? これは最悪の事態です”

“過ちを犯してしまったならこれまでと逆の事をしなければいけません。終わりのない支配の欲を克服しないといけないのです。帝国主義的な欲望からの振る舞いを止めないといけないのです。帝国主義的な政策以外に他の道はない、といった事を植え付けて、何百万もの人々の考えを毒してしまう事はやめてください”

“地政学的な観点からロシアとアメリカの国益は、本質的に同じであると私は信じています。私達はこの相互関係に焦点を当てなければいけません”

そしてまた、アメリカ新大統領トランプ氏も選挙演説の中で「オバマとヒラリーが“ISIS”を造った」と発言しております。

トランプ氏選挙演説

出典:the gardian.com←動画はこちら(英語)

プーチン氏は今年2016年6月の国際フォーラムの期間中にも、公の場でアメリカに対して世界的危機を警告しています。

このような発言の意味することは日本の国民にはにわかに信じがたいことかもしれません。

これまでに私の記事で何度も書いてきましたが、日本のメディアは電通に支配されております。そしてその電通はCIAの手先であり、つまりNWOの日本広報支部です。

このことにより日本国民は、リビア国民の多大な信頼を得ながらNATOに虐殺されたリビアのカダフィ大佐、アメリカ新大統領トランプ氏、そしてロシア大統領プーチン氏に対して、ことごとく悪者のようにイメージを植え付けられていたのです。

【洗脳代理店・5】政府・GHQとの関わり・反日の実態

このような事実に対し、いつも“陰謀論”として揶揄してくる方々がいます。何も見ず考えず思考停止しているだけなのか、あるいは情報を混乱させるためにいる人間なのか知れません。

ですが、プーチン氏やトランプ氏ら、世界の要人の発言に対しても、同じことが言えますか?

最後に

さてこのようにロシア大統領プーチン氏について書いてきましたが、北方領土問題について、ロシアに対し「北方領土を返せ!」と思っている国民の方はたくさんいると思いますし、私もそれを望んでいます。

しかし、今までに記載したプーチン氏の発言などからも解るように、世界は危機的な状況にあり、ロシアはアメリカを制御しようとしています。北方領土は万一の事態が起きた場合、ロシアとアメリカの間にある防衛の要なのです。このことによりロシアはおいそれと日本に北方領土を明け渡すことはできないのです。

私は専門家ではありませんので個人の考えとして書くだけですが、例えば今領土を日本に還し、日本人が自由に行き来するようになったとします。しかしそのような事態になった場合どうなるでしょうか?

さらに、メディアに対し「アメリカは支配的な欲を克服しなければならない」とも言っています。プーチン氏は支配欲のために北方領土を返還しないのではないのです。

プーチン氏は実のところ、柔道を愛し、日本に対しても好意的な所謂親日家だと言われています。しかしプーチン氏は政治と私情をない交ぜにするような人物ではありません。あくまでも政治の為、国民の為であり、北方領土を自分の私物のように所有したり還したりはすることはできないのです。

電通の支配するメディアでは、プーチン氏やトランプ氏が日本に対して不利益になるようなことを言っているかのように偏向報道していますが、それはそう見えるように切り取っているだけに過ぎません。それぞれの国のトップに立つものが自分の国の利益、また自国民の利益を第一に考えて何が悪いのでしょう?日本政府は敗戦国として、国民の知らないところでアメリカの搾取に応じ続けてきましたがそれがむしろ普通ではないことなのです。

世界の情勢が改善され、それぞれの国に安寧がもたらされる時、それが『北方領土』が変換される時なのかもしれません。

本日の日本国首相とロシア大統領の山口での首脳会談で進展があることを願います。

http://ichiyo-ariga.com/2017/10/26/post-pu-tin-nisemono/